2001年02月09日
謎は解けた!
今から20ウン年前、4、5人の友達と遊んでいたときのことです。
私たちは、道路の脇に財布が落ちているのを見つけました。
落ちていた財布の中に入っていたのは、
その頃の私たちにしてみれば大金だった15,000円。
お金の他には、落とし主を特定できるようなものなど、一切、入ってませんでした。
当時、
「正直を絵に描いたようだ」 と、言われていた私たち4年4組男子ですから、
(誰に言われたんだ?)
直ぐに財布を交番に届けよう、ということで意見が一致。
交番で、財布を拾った場所や状況などを説明し、
『書類に、拾った人の名前を書くので代表の子を一人決めなさい 』
と言われた私たちは、人望の厚かった子、仮にA君としますが、
そのA君を代表者として書類を作成してもらいました。
作成してもらった書類は、代表者に選ばれたA君っちの仏壇に保管されることに。
う〜ん! そこなら、A君っちのご先祖様がしっかり見張ってくれるので安心安心。
その後の私たちは、
半年後の15,000円の山分けを夢見る楽しい日々を過ごしました。(^^;
ところがです!!
あと少しで、財布の落とし主が現れずに 15,000円を山分けできる、
というときに、A君が驚くべきことを言ったのです。
『仏壇に保管してあった書類がなくなっちゃった!』
『いくら探しても見つからない!どうしよう・・・』
不思議なこともあるものです。
しっかり保管していた、しかも、ご先祖様の監視付きの書類が無くなってしまうなんて?
もう一度、探してみたそうですが、どうしても見つからない。っとA君。
『いいよ、いいよ。気にするな!』
『それだけ探して見つからないんだから、しょうがないよ』
『そうだよ、そうだよ』
さすが人望の厚いA君だけあって、
みんなも納得!!
あれから、20ウン年経ち、
先日開催された中学校の同窓会の流れで飲みに行ったときのことです。
会話の中で、A君の名前が出たときに、
『昔、こんなことがあったさー』
っと、”拾った財布事件”のことを話すと、
『えぇ〜! 聞いた聞いた!A からその話〜』
『川の近くで拾った財布のことだらぁ』
っと、 ”拾った財布事件”の山分け仲間とは違う同級生ケ○君。
(↑↑ ”山分け予定だった仲間” が正しい)
『そうそう。塚田川の河口の辺で拾ったさー』
『あいつ、拾った財布のお金で、
当時12,000円した戦艦大和の、でっかいプラモデル買ったって言ってたぞ〜』
『えぇ〜!!!!!!』
A君ったら、ほんとにお茶目さんなんだから・・・
まさか、そんなことになっていたなんて〜!?
まるで、20ウン年越しに、ジグソーパズルを完成させたような、
そんな気持ちになりました。(^^)
(こんなジグソーパズル、
売っていたとしても買う人は居ないだろう! いや、居るもんか!!(^^; )